高校無償化や子ども手当など、教育に関する問題で「平等」、「公平」ということが注目を集めています。

『皆、平等なのだから同じように手当を支給すべき』
『同じように税金を払っているのだから、公平にしなければならない』

平等、公平という言葉は、普段あまり意識せずに使っていますが、どのような共通点と違いがあるのでしょうか。国語辞典を引いてみると、平等とは「すべてみんな差別なく等しいこと」、公平とは「偏りのないさま」とあります。どちらも同じ意味のような感じもしますが……。

平等とは「結果」を同じくすることで、公平とは「条件」を同じくすることだと考えるとスッキリするかもしれません。

男女平等とは云われますが、男性と女性は決して平等にはできていません。人間としての権利は、法の下で平等ですが、男性に子供は産めないし、女性はどんなに鍛えても、体力的には男性に劣ります。

格差社会が悪いからといって、一生懸命努力した人間と怠慢な人間の受ける成果が同じでは、努力した方には不満が出るし、そうでない方には甘えが出ます。自由主義社会の基本は、平等ではなく公平にあるのではないでしょうか。公平な社会には、結果としての格差や区別は生じますが、努力すればチャンスをつかめる道が用意されていることが公平な社会といえるのだと思います。

『平等に教育を受ける権利があるから、成績に差が出るのはおかしい』という奇妙な話がありますが、平等に教育を受ける権利があり、公平な結果として差が出るのは当たり前なのではないでしょうか。